回収率とは?競馬で勝つために絶対に意識すべき指標

競馬は「楽しむため」にやる方も多いですが、「勝つ」ことを目的にするなら避けて通れないのが「回収率」です。これは、馬券購入に対する払戻金の割合を示すもので、収支の良し悪しを判断する最も重要な指標となります。
- 回収率…払戻金÷馬券購入金額×100(100%以上なら利益が出ている状態)
つまり、回収率が100%を超えていればプラス、100%未満であればマイナスということになります。
的中率は高ければ勝ちなのか?
一方で、「的中率」という言葉もよく耳にします。これは馬券を的中させた割合を意味しますが、実は少し曖昧な部分があります。たとえば、的中率には以下のような計算方法の違いがあります。
- 購入したレース数に対する的中数
- 購入した買い目に対する的中数
多くの場合は前者、つまり「1日に何レース的中したか」という基準で使われますが、この的中率が高いからといって収支がプラスになるとは限りません。
たとえば、ある日12レース中8レースを的中させたとします。この場合、的中率は約67%で見た目には素晴らしい数字です。しかし、もし回収率が100%に届いていなければトータルで負けているということになります。
回収率こそが競馬に勝つための本質
逆に、12レース中1レースしか当たらなかったとしても、その1レースで大きな配当を得て**回収率が101%**だった場合、これは明確な「勝ち」です。的中率はわずか8.3%でも、トータルではプラスになっているのです。
このように、競馬で本当に重視すべきは的中率よりも回収率です。少しでも回収率を上げるには、以下のような工夫が求められます。
- 見込みの高いレースを厳選して買う
- ムダのない買い目を組み立てる
- 収支の管理を徹底する
勝ち組になるためには、**「当てること」よりも「利益を残すこと」**を意識しましょう。
競馬の回収率はどうやって計算する?基本式と具体例で解説
競馬で「収支がプラスかマイナスか」を判断するうえで欠かせない指標が「回収率」です。この回収率は以下の計算式で求められます。
回収率(%)=払戻金額÷購入金額×100
たとえば、1万円の資金を使って単勝オッズ2.0倍の馬を購入し的中した場合、次のように計算されます。
- 例1:2万円(払戻金)÷1万円(購入金)×100=200%
このケースでは回収率200%となり、投資額の2倍を獲得できたということになります。
他の買い目も組み合わせた場合の回収率
次に、1万円の資金のうち半分(5,000円)を単勝に、もう半分を馬連など別の馬券に分けて購入し、単勝だけ的中した場合を見てみましょう。
- 例2:1万円(払戻金)÷1万円(購入金)×100=100%
このように、的中した金額が1万円であっても、トータルの購入額も1万円なので、**回収率は100%**となり、損も得もない結果となります。
回収率だけでは見えない「実際の利益」
1レース単位では回収率の高さが「どれだけ儲けたか」の目安になりますが、長期的に見ると回収率だけでは純利益の大きさは分かりません。
たとえば:
- 年間払戻金:110万円
- 年間購入金額:100万円
- →回収率:110%、利益:10万円
これに対し、例1では回収率200%ですが、利益は1万円のみです。この比較からも分かるように、回収率が高くても、購入金額が少なければ利益は限定的ということになります。
長期的にプラスを出すには「トータル回収率」がカギ
1レースで高回収率を出すことも可能ですが、それはあくまで一時的な結果です。競馬を長く楽しみながら、最終的にプラス収支にしたいなら、年間トータルでの回収率を重視する必要があります。
たとえ年間の回収率が105%程度でも、購入額が大きければその分利益も増えます。毎週コツコツ馬券を買い、1年を通じて回収率が100%以上を保てたとしたら、それは十分に「勝ち組」といえるでしょう。
回収率アップを目指す!賢い馬券の買い方とは?

競馬でプラス収支を目指すなら、回収率をいかに上げるかがカギとなります。ここでは、的中しても損する「トリガミ」を避け、効率よく利益を得るための買い方を解説していきます。
回収率を下げるNG行動:トリガミに要注意
「トリガミ」とは、馬券が当たったにもかかわらず、払戻金が購入額を下回ることを指す競馬用語です。回収率を上げるには、このトリガミを避けることが第一条件です。
例として、18頭立てのレースですべての単勝馬券を同額購入した場合、必ずどれかは的中しますが、配当が18倍未満なら確実に損失になります。つまり、「当たっても負ける」状態です。
これは極端な例ですが、配当の高い三連単であっても、無計画に買い目を増やしすぎると同じことが起きます。馬券を買う際は、必ずオッズと購入金額のバランスを確認しましょう。
人気馬ばかりはNG?期待値を意識した買い方を
競馬に「絶対」は存在しません。どれだけ実績がある人気馬でも、負けるリスクはあります。
中央競馬では、1番人気馬の勝率は約30%。単勝1倍台の馬であっても、実際の勝率は50%強ほど。期待値という観点では低い選択肢となります。
だからといって、人気薄ばかり狙うのも危険。高配当のチャンスはありますが、的中率が極端に下がり、結果として資金が尽きてしまう可能性も。
上位人気・中位人気・下位人気をうまく組み合わせることで、バランスの良い買い方ができ、回収率も向上しやすくなります。
式別の使い分けで戦略的に買い目を組み立てよう
JRAでは多くの馬券の種類(式別)があります。単勝・複勝・馬連・馬単・ワイド・三連複・三連単など、さまざまです。これらを状況によって使い分けることが、回収率アップには不可欠です。
- 本命馬が勝つと予想→単勝・馬単・三連単を中心に構成
- 本命馬が2〜3着の可能性が高い→複勝・馬連・ワイド・三連複で対応
本命馬が3着以内に入っても、馬券の組み方によって払戻金は大きく変わります。無駄に買い目を広げて損を出すよりも、自分の予想通りになった時に大きく利益を得られるような構成を目指しましょう。
回収率を左右する!レースの選び方のポイント
どんなレースで馬券を買うかも、回収率アップには重要なポイントです。
「どのレースにも参加したい!」という気持ちは理解できますが、すべてに同じ金額を投入するのは非効率。自信のある「勝負レース」に資金を集中させるのが効果的です。
勝負レースの見極め方とは?
- 本命馬が高確率で好走しそう
- 常にチェックしていた狙い馬が出走している
- ハンデ戦や多頭数など、波乱が見込めるレース条件が揃っている
こういったレースは回収率の高い的中が期待できます。一方、人気通りに決着しやすいレースは、当たりやすくても回収率は低めになる傾向があります。
レース選びには経験や知識、相場観を要しますが、それだけに差が出るポイントとも言えます。しっかりと読みを入れて、自分にとって勝率の高い場を見つけましょう。
まとめ:競馬での収支改善は「回収率」がカギ!

回収率を高めることは、単なる的中以上に「勝ち続ける」ための本質的な目標です。今回ご紹介したように、トリガミを避け、期待値の高い買い方を選ぶことが、長期的なプラス収支への第一歩になります。
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