単勝はシンプルかつ基本の馬券!勝ち馬を一点予想する楽しさ
競馬における最も基本的な馬券といえば「単勝」です。これは、そのレースで1着になる馬を1頭だけ予想して当てるという、非常にシンプルな買い方です。馬連や馬単、あるいは1着から3着までを順番通りに当てる3連単などと比較すると、予想や購入方法が格段にわかりやすく、初心者にも人気があります。
単勝を選ぶ際は、レースの条件(距離や馬場状態など)と照らし合わせながら、もっとも勝利の可能性が高いと思われる1頭を見極めます。例えば、実力的に抜けている馬や、そのレース条件と相性が良い馬、あるいは展開的に逃げ切りが期待できる馬などが候補に挙がるでしょう。
実際に競馬場やWINSで単勝馬券を購入すると、馬券には馬番とともに馬名が印字されます。特に、応援している馬がGⅠレースに出走した際などには「記念馬券」として単勝を買うファンも多く見られます。さらに、単勝と複勝をセットにし、「がんばれ」の文字がプリントされる「応援馬券」という形式も人気です。
なお、1着が同着になるという非常にまれなケースを除けば、各レースで的中となる単勝は1種類のみです。もし1着同着となった場合には、両方の馬に対する単勝馬券が的中として扱われます。
単勝は払戻率の面でも有利な馬券
競馬においては、どの馬券種別にも「払戻率(還元率)」があらかじめ設定されています。これは「馬券の売上金のうち、何%が的中者に払い戻されるか」を示す割合で、馬券ごとに異なります。
たとえば、
- 枠連・馬連・ワイドは77.5%
- 馬単・3連複は75%
- 3連単は72.5%
といった具合に、難易度が上がるほど還元率はやや下がる傾向があります。
ここで注目したいのが単勝(および複勝)の払戻率です。なんと 80% に設定されており、すべての馬券の中で最も高い部類に入ります。
たとえば、あるレースの3連複の売上が20億円だった場合、75%にあたる15億円が的中者に配分されます。一方で単勝の売上が同じ20億円だった場合、80%にあたる16億円が払い戻しの対象となります。つまり、単純に比較しても、より多くの金額が払い戻しとして分配されるのが単勝なのです。
このことからも、単勝は「的中しやすい」「シンプルに楽しめる」だけでなく、「払戻の面でもお得」な馬券といえるでしょう。
単勝オッズの特徴とその傾向とは?
単勝は払戻率が高いというメリットがある一方で、実際にどれくらいの金額が戻ってくるのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、過去のデータをもとに各馬券種ごとの平均払戻金を比較してみましょう。以下は2019年のレースをもとにした各種馬券の払戻金です。
馬券ごとの払戻金データ(2019年参考)
馬券種別 | 平均払戻金 | 最低額 | 最高額 |
単勝 | 986.5円 | 110円 | 22,810円 |
馬連 | 5,624.3円 | 130円 | 315,490円 |
3連複 | 22,142.8円 | 170円 | 2,145,000円 |
3連単 | 138,905.3円 | 580円 | 18,068,890円 |
16頭立てのレースを例にすると、単勝の選択肢は16通りしかありませんが、馬連は120通り、3連複は560通り、そして3連単に至っては3,360通りもあります。つまり、組み合わせが増えるほど予想は難しくなり、当たった際の払戻金も跳ね上がるのです。
「一攫千金」を狙うなら高額配当が期待できる3連単や3連複が魅力的かもしれませんが、的中率の高さという点では、やはりシンプルな単勝が有利といえるでしょう。
単勝オッズと人気馬の関係性
単勝馬券は1レースにつき1頭だけに賭けるものですが、実際には複数の馬に単勝を購入することも可能です。ただし、その際にはオッズと投資金額のバランスをしっかり見極める必要があります。特に人気馬に賭ける場合、勝率と払戻金のバランスを理解しておきましょう。
人気別:単勝払戻金の平均と勝率(2019年データ)
人気順 | 平均払戻金 | 勝率 |
1番人気 | 238.6円 | 32.9% |
2番人気 | 426.6円 | 18.4% |
3番人気 | 602.2円 | 13.8% |
上位3頭の人気馬の勝率を合計すると約65%となり、かなりの確率でいずれかが勝利するとわかります。仮に、1〜3番人気の馬それぞれに100円ずつ賭けたとしましょう。300円の投資に対して、1番人気が勝った場合の払戻金は238円、結果はマイナスとなってしまいます。
逆に、4番人気以下の馬が勝った場合には、当然ながら払い戻しはゼロです。こうしたリスクを踏まえると、単勝馬券は**「この馬が勝つ」と信じられるレースに絞って購入するのが効果的**です。
また、複数頭に賭ける場合は、オッズに応じた資金配分を調整することで、期待値のある買い方に近づけることができるでしょう。
万馬券を単勝で狙うには?
競馬ファンにとってのロマン、それが「単勝で万馬券を当てること」でしょう。しかし、これを現実のものとするのは非常に難易度が高い挑戦です。たとえば2019年のデータでは、単勝オッズが100倍以上の馬は全体で9,589頭いましたが、その中で1着になったのはたったの31頭。勝率にするとわずか0.3%という数字です。
ところが、この31回の勝利を分析すると、興味深い傾向が見えてきます。
- 16頭立て以上のレース:18回
- 未勝利戦:14回
- ダート1200mまたは1800m:それぞれ5回
- 関西所属馬:20頭
- 騎手の乗り替わりがあった馬:20頭
- 馬体重を絞って出走した馬:15頭
- 1枠から勝利した馬は0頭
これらの傾向から、単勝オッズ100倍以上でも激走するパターンや、「荒れやすいレース」の条件が見えてくるかもしれません。
「一発逆転を狙いたい!」という方は、こうしたデータをもとに高配当が出やすいレースや馬を分析し、思い切って単勝馬券を購入してみるのも戦略のひとつ。チャンスは事前の分析から生まれます。買わなければ、夢は始まらないのです。
単勝+他馬券で配当チャンスを広げよう
中には「単勝派」と呼ばれるような、単勝馬券だけを買い続ける熱心なファンもいます。シンプルに1着馬だけを予想するというスタイルは、買い方もレースの見方も明快で、観戦しやすいのが魅力です。
しかし「この馬が勝つ!」と自信を持っていたのに2着に敗れてしまった…。そんな時、「馬連や馬単も買っていれば当たっていたのに…」と悔やむ場面も少なくありません。
逆のパターンとして、単勝が当たっても「もっと配当が高い馬単や三連単を買っていれば、もっと大きく勝てたのに」と感じることもあります。そんな時に活用したいのが、単勝と他馬券を組み合わせる買い方です。
たとえば以下のような買い方が考えられます:
- 単勝オッズ5.0倍の馬に 1,000円
- 馬連(相手4頭)にそれぞれ 500円 × 4点 = 2,000円
→合計3,000円の投資
このとき、単勝が的中すれば5,000円の払い戻しとなり、馬連がハズれても 2,000円のプラス。逆に単勝がハズレても馬連が当たれば 4,000円〜10,000円の配当が見込めます。
勝ち馬への強い信念があるなら、単勝を軸にした戦略的な馬券構成を考えるのがおすすめです。
単勝を的中させるカギは「データ分析」にあり!
単勝は、競馬の基本でありながら奥が深い馬券種です。「この馬が勝つ」と確信できる瞬間にこそ、単勝を選ぶ意味があります。レースではその馬の動きだけを注目すればよいため、競馬初心者にも非常に適しています。
しかし、その「勝てそうな馬」を見つけるには、事前のデータ分析が欠かせません。
- 「この馬は最近2着続き。相手関係が弱くなった今回は勝機あり」
- 「過去にこのコースで好成績を残している」
- 「距離が短縮されて得意条件になる」
このような情報をもとに、勝てる可能性の高い馬を絞り込むことができます。また、「このレースは荒れやすい傾向がある」とわかれば、思い切って穴馬の単勝を狙うのも立派な戦略です。
情報を集めてロジカルに予想することが、単勝的中への最短ルートです。
まとめ:高還元率の馬券で収支アップを目指そう

競馬において「還元率」を理解することは、ただ的中を目指す以上に重要です。単勝や複勝は他の馬券よりも還元率が高く、長期的に見ても堅実な選択といえます。単なる一攫千金を狙うのではなく、数値に基づいた馬券選びを意識してみてください。
そして、「還元率が高いゲームに興味がある」という方には、オンラインで気軽に楽しめる【クイーンカジノ】もおすすめです。戦略性と還元率を兼ね備えたゲームが多数揃っていますので、ぜひ一度チェックしてみてください。